2015/08/30
教室便りvol.09
こんにちは、尾山です。
先月の猛暑はすこやかに流れ、今日はすっかり秋を感じさせます。日中はまだ残暑といったところですが、朝晩と冷えを感じるほどの気温ですし、日も随分と短くなってきました。ひと月で、季節は大きく変わるものですね。
ここから季節は、涼しく、寒い、方向へ向かっていき、夏にオープンとなった胸も徐々に閉じていきます。胸部と感情とはリンクしていますので、感傷的にもなりやすい時季かもしれません。胸(胸椎4番)をゆるめ、ため込んだ感情(ストレス)を洗い流していきましょう。
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● 9月のスケジュールのお知らせ
・ 9月21,22,23日(祝)は、お休みです。
※ 明日8月31日(月)は、9月分として行います。
その他、通常通りです。
スケジュール
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● 行法の手順
基本的には、行法の手順は次の流れで行います。
1.調座法
2.礼拝法
3.浄化法
4.体位法
5.調気法
6.瞑想法
7.礼拝法
今回は、六つ目の瞑想法について簡単に説明したいと思います。
<瞑想法:集め方>
さて、瞑想法は「ハタ・ヨガ」の行法ではなく「古典ヨガ」の行法として行います。これまでのハタヨガの浄化法、体位法、調気法(印相法)は、この瞑想法をスムーズに進めるために活用してきたともいえます。瞑想法は、最初の行である調座法において、三昧(=忘我)へ至るための行法です。
◎ 瞑想法の目的
・ 三昧(自覚のない状態)へ至ること
◎ 古典ヨガにおける瞑想段階
1.調座 :全身が統一した姿勢へ導く
2.調気 :全身と調和した気息へ導く
3.制感 :五官が外的対象から離れる
4.凝念 :自覚を対象へ向ける
5.静慮 :自覚が対象へ留まる
6.三昧 :自覚がなくなり対象へ没する
以上の段階を経て、凝念(集中)を深めていき、三昧へ至ろうとするものです。
授業では、ある程度姿勢を調えたのち(真に姿勢が調えば、中央気道を元気が上昇し、それだけで三昧へ至ります)、凝念に入ります。凝念は、自覚が対象以外へ向かうことを引き留める作業ですから、これは制感へつながります。また凝念と呼吸を合わせて行いますから、これは調気へつながります。といいましても、結果を気にせず、何も気にせず、集中していればいいのです。
◎ 手段 即 目的
瞑想法の心得は「手段即目的」です。瞑想の中核である凝念(集中)では、「自覚を対象へ向ける」という手段に没頭することを目的として行います。制感や静慮や三昧という「結果(目的)」にこだわっていては、前へ進みません。「ただ行う」という姿勢が大切です。結果を気にせず、何も気にせず、集中しましょう。
ブログにも、瞑想法をまとめましたので、お読みください。
「八支則」
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会員の方に、去年9月から配布している基本行法手引書/早朝クラス手引書を更新しました。前回の教室便りvol.08でお知らせしたとおり、配布はいたしません。今日からダウンロードできるようにしました。今後は、お読みいただいていることを前提として授業を進めてまいります。
2015年版のダウンロード
・ 基本行法手引書(パスワード:)
⇒ http://
・ 早朝クラス手引書(パスワード:)
⇒ http://
以上です。
ご質問等ございましたら、メールやコメント欄でお気軽にどうぞ。
では、9月もよろしくお願いいたします!!
尾山広平