2022/05/29

教室便り6月号

教室便り6月号


はじめに

こんにちは、尾山です。昨日は近場の公園までお散歩してきました。梅雨を前にしてカラッと暑く涼しく、レジャーシートを広げてのんびりと寛いできました。

さて、梅雨といえばジメジメと暑い季節です。毎年、この時季の暑さがもっとも身にこたえるような気がしていますが、湿気には気をつけた方が良さそうです。

人は水中に潜っていては息ができない生物ですから、高い湿度で息苦しさを感じる方も少なくないのではないしょうか。

寒すぎれば暖をとり、暑すぎれば冷をとるように、乾きすぎれば湿をとり、湿りすぎれば乾をとることも必要といえるでしょうか。

もちろん、暖めすぎ、冷やしすぎ、湿らせすぎ、乾かしすぎなどと、「すぎ」には要注意です。必要なのは機器に頼らなくても暑寒乾湿などへの適応力でしょうから、「ほど・ほど」が適切なことでしょう。

ということで今月も、暑さへの適応力といえる熱の発散力を発揮できるよう、「のび・あくび・ためいき」を起こして参りましょう。


スケジュール

場所の都合により、明日5月30日と翌日31日の「早朝クラス」はお休みとさせていただきます。「日中クラス」は行います。

その他、通常通り行います。


呼吸の"音"

呼吸あってこその身体の諸機能なわけで、拙著「自分を大切にするヨガの本質」のなかで堂々のレッスン1をかざっているのが「呼吸」です。

ここでは体位をとるさいの呼吸の"音"についてのお話をします。

1.締付するときの呼吸の音
① 吸息:「すーーーーーー」などと音が立つ

② 止息:「ふンぐぅぅぅう」などと音が立つ

③ 呼息:「あ"ぁぁぁ〜〜」などと音が立つ

① 締付(伸び)をする始点として、まず起こるのが「吸息」です。

鼻から「すーーーーーー」などと吸う音が立ちながら、それに合わせて(バンザイしたりなど)全身が適切な姿勢をとっていきます。

② 締付(伸び)をする極みとして、次に起こるのが「止息」です。

声帯も締まり、「ふンぐぅぅぅう」などと声がもれて全身に力が込められ締め付けられていきます。

③ 締付(伸び)をする終点として、最後に起こるのが「呼息」です。

声帯が徐々にゆるみながら、「あ"ぁぁぁ〜〜」などと声がもれて全身から力が抜けて脱力していきます。

※ 締付のときに自然な発声が起こらない場合、「ふンぐぅぅぅう」などと故意に声を出しましょう。同じように、締付後の呼息のときに自然な発声が起こらない場合、「あ"ぁぁぁ〜〜」などと故意に声を出しましょう。

2.脱力するときの呼吸の音
① 吸息:「すーーーーーー」などと音が立つ

② 呼息:「はぁぁぁ〜。。」などと音が立つ

③ 止息:「。。。。。。。」と無音

① 脱力(ため息)をする始点として、まず起こるのが吸息です。

鼻から「すーーーーーー」などと吸う音が立ちながら、それに合わせて全身が適切な姿勢をとっていきます。

② 脱力(ため息)をする本番として、次に起こるのが呼息です。

大きな吸息では口が開いていて「はぁぁぁ〜」などと声がもれて全身から力が抜けて脱力していきます。また「死骸の体位」など寛いでいるときの小さなため息では口は閉じていて「ふんっ」などと鼻息が立ちます。

③ 脱力をする極みとして、最後に起こるのが止息です。

呼息も吸息も止んでいるときに、「脱力状態」が起こります。

※ 脱力のときに自然な発声が起こらない場合、「はぁぁぁ〜」などと故意に声を出しましょう。同じように、寛いでいる姿勢での脱力のときに自然な鼻息が立たない場合、寝息のように、あるいは軽く鼻をかむように「ふんっ」などと故意に音を出しましょう。

周りを気にすることなく、しっかりと音を出していきましょうおぉぉぉ٩( ‘O’ )و

参考:


おわりに

久しぶりに「雑記」を書きましたのでお読みください。今回は「知らない」という真知についてです。

5月のレッスンでは教室便りでだした宿題を「日課として」毎朝毎夜の習慣となるよう練習しました。引き続き6月も、考えずとも自然と起こるように、あたりまえがあたりまえに起こるように練習していこうと思います。


もちろん朝の伸びでは、慣れれば慣れるほど適当に身体の赴くまま、身がままに起こることを起こらせていきましょう。

夜のほうも、心が安らぐ言葉、すべてを許せ、あるがままを受け入れることのできる言葉を適当に唱え、頭(マインド)も胸(ハート)もゆるめていきましょう。


以上です。

6月も、よろしくお願いいたします。

尾山 広平