2022/03/31
教室便り4月号
はじめに
こんにちは、尾山です。
激動の3月を乗り越え、ようやく暖かくのどかな春が感じられるこの頃。近所の桜も満開を迎え、ほんと気持ちいい季節です。
皆さまも、溜まっていたものを出しきり、スッキリサッパリ軽やかに気持ちのいい心身が感じられているでしょうか?
腕の付根にある「肩甲骨」まわりや脚の付根にある「腸骨(骨盤)」まわりが滞っていると、この「軽さ」は感じにくいことでしょうから、そんなとき前屈でも後屈でもそこに注意を向けて力を込めて(伸びをして)みましょう。
滞りは崩壊し、ゆるみ、流れ始めるはずです。
そして、おお~きな口が長~く開き続けるような「大あくび」が出たなら、心身はリラックスし、のどかな春を満喫できることでしょう。
※ あくびが「小あくび、中あくび」になってしまう方は、あくびが出るとき故意に腋窩わきを引き上げ首をすくめてみましょう。
4月のスケジュール
- 29日(金)はお休みです
その他、通常通りの予定です。
上昇の締付(ウディヤーナ・バンダ)
きちんと締付(のび、あくび、力を込めること)ができると、必ず「上昇の締付」は起こります。
ここで「上昇の締付」の要点をおさらいすると、
① 骨盤底、鼠蹊、下腹などの骨盤周りが引き締まり(根の締付)
② 腹全体が引き締まり(上昇の締付)
③ 鎖骨、腋、肩甲骨などの胸郭周りが引き上がる
ですから先に注意書きしたように、あくびが出るさいにも必ず、「腋」の引き上がり(首がすくむ)が自然と起こるものであり、この流れを邪魔していると、あくびが不発になったり小あくび中あくびと緊張し切らない中途半端なあくびになってしまうのです。
ここで、
体感しやすい例をだすとライオンのポーズです。
当教室でのライオンのポーズは、大口を開けて力の限り怒いかることをしたりしますが、きちんと怒ることができると、必ず「上昇の締付」は起こります。
今やってみましょう。大口開けて「うわーーーっ!!!」と怒ろうとすると、
① 骨盤底、鼠蹊、下腹などが引き締まるのが感じられるはずです。
これぞ天然自然の「根の締付(ムーラ・バンダ)」です。人為的に肛門を締付けるようなムーラ・バンダとは質が異なります。
② 腹部が引き締まるのが感じられるはずです。
このとき背骨はぐぐぐっと前屈していくことでしょう。これも人為的に腹部を締付けるようなウディヤーナ・バンダとは質が異なります。
③ 鎖骨、腋、肩甲骨などの胸郭周りが引き上がるのが感じられるはずです。
きちんと怒ることができると、きちんと怒いかり肩がたになるということです。
天然自然の締付は、頑張っている感なく楽で心地よく、力を出し切った感があり爽快なものですが、人為的な締付は、頑張っている感がありしんどく不快で、不完全燃焼感があるものです。
とりあえず、
あくびが発生したときには、その自然な流れに乗るように腋を浮かせてみましょう。
きっと思いのほか、ぐわぁ~っと大口が開らいた長~いあくびが心地よく出ることでしょう。
参考:
【印相①】上昇の締付
https://yoga-space.biz/index.php?go=pZvgqe
おわりに
3月はご厚意に甘え、第一教室でのクラスはお休みさせていただき、ありがとうございました。
4月からはまた通常通り行って参りますので、どうぞ意欲的にご参加ください。
裕美さん安君と一緒に、楽しみにお待ちしております。
以上です。
4月も、よろしくお願いいたします。
尾山広平