2019/01/03
教室便りvol.01
明けましておめでとうございます。
新年をどのようにお迎えでしょうか、尾山です。
寒い寒いこの時季の身体は、足裏から下腹部への流れを最も強め、熱を生むよう努めていることでしょう。逆に身体に熱を発生させるためには、この流れを促してあげることが必要といえます。
流れを促してあげるには、立位姿勢の留意点である「力を内くるぶしの下に流す」ことが役に立ちます。その反作用として、大地からの力は内くるぶし下から入り、脚の内側を通り、股関節を通り、下腹部(中心)へ至りやすい訳です。
特に立っているときや、歩いているときなど、股関節で大地を捉え、力を内くるぶし下に流すことを覚えておきましょう。
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<1月のスケジュール>
・1月11日(金)の早朝クラスはお休みです。
● スケジュール
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<勇往邁進(ゆうおうまいしん)>
今年の干支は「亥」ですね。ネットで調べたところ、インドの伝統的なハタ・ヨガには「猪の体位」はないようですが、インドでは猪の姿をした「ウィラーハ」という名前の神が知られているようです。
さて、猪といえば「猪突猛進」が思い浮かぶでしょうか。その意味は「周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって、向こう見ずに猛烈な勢いで突き進むこと」です。それは、むやみやたらに信じて突き進む「猪突妄信」や、訳も分からず信じて突き進む「猪突盲信」とも言い換えられる言葉といえるでしょう。
人生を恐れ、人生に渇きを生む原因は、盲目的に信じている自分勝手な妄想です。ヨガの教えはすべての「盲目的妄想」から離れた者の説いた、「盲目的妄想」から離れるための教えです。ですからヨガを学ぶ者にとっては「猪突猛進」はあるまじき行為というわけです。ヨガを学ぶ者にふさわしい言葉は「勇往邁進」です。
勇気をもって意図的に「盲目的妄想」を手放そうとする意志(目的意識)を持ち、その意志を常々、明確に覚えておくことで、「その意志に反する行為を止め、その意志に沿った生活を心がけること」が重要なことのすべてです。
人生に明確な目的を持ち(または今年の明確な目標を持ち)、それを忘れずに日々の生活を送りましょう。
● 新年のご挨拶
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以上です。
2019年も、よろしくお願いいたします。
尾山 広平