2020/04/30
教室便り5月号
< はじめに >
こんにちは、尾山です。
身体は冬の緊張を解き、のんびりだらけて陽気な春を終えたところ。。。ここからはシャキッと気が引き締まっていくことでしょう。
それはつまり、踵の内側、脚の内側を通り、そして下腹(下丹田)、中胸(中丹田)、頭蓋(上丹田)へと上昇するエネルギーが勢いづくということです。
それはまた一つのことに注意を向けやすくなる、つまり集中力が高まる、ということでもあります。
浄化を終えた身体が、ふんどしを締め直し、気持ちを新たに、目的へ向かって軽快にスタートを切る季節ということですね。
< 5月のスケジュール >
- 4日(月)の早朝クラスはお休みです
- 5日(火)の早朝クラスはお休みです
- 6日(水)の早朝クラスはお休みです
スケジュール:https://oyama.yoga-space.biz/index.php?go=9bDu7f
< 瞑想法 >
5月は集中力が高まる時季ということで、今日は「瞑想法(集中法)」についてお話しします。
流れとしては、
① 調身:姿勢を調える
② 調気:生気を調える
③ 調心:心意を調える
です。
姿勢を調える要点は、下腹(下丹田)、中胸(中丹田)、頭蓋(上丹田)を重力方向に揃えることです。前後左右がバランスすることにより、身体からリキミが抜けます。
呼吸が楽になります。自律神経が調います。中心の生気が下から上に流れます。つまり生気が無駄な方向に流れなくなるので、心意もまた無駄な方向に流れなくなり、集中しやすい状態になります。
快適な姿勢、呼吸になったなら、これと決めた物事に集中してみましょう。集中する対象は、ロウソクの炎、換気扇の回る音、姿勢、呼吸、生気、好きな感覚、好きな音や言葉、好きな色やイメージなど、何でもOKです。
あとはそれを、気楽に真剣に続けるだけです。
姿勢についてはこちらをどうぞ。
:https://yoga-space.biz/index.php?go=eBto4U
< おわりに >
瞑想法は古今東西、心の成長を促す優れた方法として修行されています。間違って無理をしなければ(快適を維持できれば)、心身の健康を維持するにも素晴らしい効果を発揮するはずです。
何かを始めるには、あるいは気持ちを新たにするにはもってこいの季節であり、また寒くもなく、暑くもないため、瞑想するにはもってこいの季節です。
起床後5分、就寝前5分など、"静かに座ること"を習慣にしましょう。まずは3日間、それができたら3週間。難しく考えず、そう、まさに考えず、"ただ静かに座ること"に親しんでください。そしてまた、"自身の心"に親しんでください。
では、5月もよろしくお願いいたします。
尾山 広平