2023/09/30

教室便り10月号

10月号


はじめに

こんにちは、尾山です。

昼間はまだまだ猛暑と言える日が続きますが、それでも夜風は涼しく、月光もまた涼しく、快適に眠りやすいほどの気温もちらほら増えてきました。

とはいえ、いよいよここからは"冷え"にも注意したほうがいい季節へと入ります。

季節の変わり目に不調を訴える方は多いようですが、環境の変化に身体の方が付いていけないことが多いことでしょう。

身体が行きたい方へとスムーズに移行できるように、日々、身体を調えて参りましょう。


10月のスケジュール

  • 9日(月)はお休みです。


大切なものは目に見えない

Aが良いと聞けばそれを試し、新しくBが良いと聞けばそれを試す。次には本当にBで良いのかと疑い、やっぱりAの方が良いのではないだろうか、それともCの方が私には合っているかもしれない。う〜ん、一体どれが正解なんだろう…… と彷徨い続けるブレブレのブレ子。

健康のこと、仕事のこと、恋人のこと、子供のこと、減量のこと、趣味のこと、道具のこと、歯医者のこと、運命のこと、宗教のこと…… 

どんなことにでも当てはまりますが、多かれ少なかれ誰にでも当てはまることであり、欲望と恐怖に取り憑かれた人間のサガとでも言えましょう。

それでも、ブレずに正解を求めて彷徨うことのない人もいるように見えます。そんなブレナイさんとブレブレのブレ子さんとは、一体何が違うのでしょうか?

分かりやすく言うなら、ブレナイさんはブレ子さんより欲望と恐怖が少ないということ。別の言葉を使うなら、ブレナイさんは自分が求めていること、大切にしているものをブレ子さんよりも明確に知っているということ。

これが、ブレ子さんとブレナイさんの大きな違いです。

ブレ子さんは、何をするか、あるいは何を持つかなど目に見える物事を大切にしていますが、ブレナイさんが大切にしているものは、目に見えない心の方です。

ブレ子さんは自分を幸せにしてくれる何かが外側にあると誤解しているので、外面的な物事しか大切にできません。そうなると外面的な物事をどうにかするために架空の正解を追いかけては架空の不正解から逃げてとブレ続け、安らぎから遠ざかります。

一方のブレナイさんは自分の幸不幸は心が生み出していることを理解しているので、心を大切にします。そして、外側に正解(自心が求めているもの)はないと知っているからこそ、心は外側に向かって走り出りだすことなく、その場に落ち着いて安らいでいるのです。

分かっちゃいるけどやめられない? いやいや、分かってないからやめられないのです。それがまた何ともし難い人間の愚かさ、人間のサガとも言えるのですが……

大切なものを大切にできるようになること。あなたが本当に求めているものの探究。

それがヨガです。

参考


おわりに

今月も最後は安君のお話を少々。

1人の世界に入り1人遊びすることもありますが、お父さんとお母さんと一緒になって遊ぶことが楽しいようで、常々お誘いを受けます。

また、1人でご飯を食べるよりも、お父さんとお母さんと一緒になって、同じものを分け合うのが嬉しいようで、1人で食べている時は特に、自分の好きなものであっても、お父さんやお母さんに差し出してきます。

また、洗濯物や食器を手渡したり運んだりなども、とても楽しそうにしています。

共同作業、自と他の関わりがとても楽しいようです。そうそう、自分のことも「あーん」というようになりました。種子だった世界が次々と分断され形作られていっているようです。

さて。

久しぶりにnoteを書きました。今回は、ヨガのなんたるかをまとめてみました。


以上です。

10月もよろしくお願いいたします。

尾山広平