2022/07/30

教室便り8月号

教室便り8月号


はじめに

こんにちは、尾山です。

安君は半年を迎えたところで、毎朝バナナミルクならぬ、バナナ母乳を食べています。

さて、朝からセミの声も響きわたり、いよいよ暑い、暑い、夏本番を迎えています。

この時季はといえば、体内の熱を発散するために【胸】がゆるんでいることが快適でいるための要となり得ることでしょう。

ところで、眠りにつく前の日課は続けていますでしょうか?

日頃から地道に胸をゆるめていくことがヨガ教室のレッスンに参加することよりも重要でしょう。両手を胸に当て、胸の奥を感じ、安らぐ言葉を唱え、意固地な心をゆるめていきましょう。

加えて、仰向けになったときに床を捉えている【仙椎】と【腰椎】の境界線あたりに注意を向け、呼吸に合わせて変化する感覚を味わってみても、胸のゆるみが感じられるかもしれません。

もちろん、起き抜けには「ふんぐぅぅぅ」と伸びをしてさらにゆるめて参りましょう。


スケジュール

  • 8月11日(木)の早朝クラスはお休みです
  • 8月15日(月)はお休みです

その他、通常通りです。


マメとタコ 原因と結果

子供のころ、必死になって鉄棒や素振りなどをして、手にマメができた覚えのある方も少なくないことでしょう。

知りませんでしたが、皮膚が水膨れになる状態をマメ(肉刺)といい、それから皮膚が硬くなる状態をタコ(胼胝)というそうです。(ちなみに、マメは「豆」であると思っていましたが違うんですね)

今、私の両手にはタコがいくつもあります。たまにマメもできます。

その理由は、安君が産まれてからのオシメ絞りにあります。(ちなみに、お水ではなく熱いお湯に浸かっているものを絞るとマメになりやすいです)

いったい何の話をしているのか?

我が家には洗濯機がありませんというお話。ではなく、手にマメやタコができないようにするにはどうすれば良いのか? というお話です。

薬を飲む? ハンドクリームを塗る? 湿布を貼る? マッサージする?

もちろん、そうではありませんね。

あたりまえですが、手にマメやタコができないようにするには、皮膚に負荷をかけるような洗濯物絞りを"止める"ことです。

仮に"手の皮膚が柔らかくなる薬"なんて代物があって手のタコが消えたとしてもそれは新たな問題に発展するだけです。

無理なく絞ることを続けるためには、皮膚は硬く丈夫になることが必要だったはずですから、単に"結果を変えるだけ"では複雑化する一方といえるのです。

つまり、

話の要点は、結果を変えるためには、結果に目を向けるだけではなく、その原因に目を向ける必要があるということです。

心身の不調にしても、結果を変えるためには自分が常日頃繰り返している"洗濯物絞り"という原因を止めることが絶対的に必要なのです。

世のなかには心身の不調を解消してあげようと、「整体、鍼灸、マッサージ、〇〇セラビー」あるいは魔術的な療法など様々にありますが、結局のところ、自分が常日頃繰り返している思想癖、動作癖、そしてその元にある観念を除去することが絶対的に必要なのです。

症状が改善されることだけに目を向けず、自分で自分を痛めつけている「思想、動作、観念」に目を向けるべきです。

先月の「教室便り7月号」でもお伝えしましたように、

療法家の方々の「癒してあげよう、助けてあげよう」という一見優しく感じられる"善意"は当人の心をなぐさめはするのでしょうが、心身ともに依存癖を強め、自立や生命力を阻害する"邪魔者"となり得るのです。

そしてまた、自分自身の内側に目を向けることを阻害する"悪魔"ともなり得るものです。

その一方、「引っ叩く、蹴飛ばす、叱りつける」という一見厳しく感じられる"善意"は当人の心をなぐさめはしませんでしょうが、心身ともに依存癖を弱め、自立や生命力を助長する"協力者"となり得るのです。

そしてまた、自分自身の内側に目を向けることを助長する"天使"ともなり得るものです。

子育ても同じで、親としてはお互いが自立するための行為は「必要」なことですが、お互いが依存するような行為は「余計」なことですね。

以上、マメとタコのお話。ではなく、余計を止めていきましょうというお話でした。


おわりに

noteを書きました。

1つ目は、安君の子守をするときに浮かんできた【子守唄】のご紹介です。2つ目は、ちまたに蔓延している「伸びの誤解」についてのお話です。

『ゆララ♪ゆリラ♪』は単なる【子守唄】ではなく、神を讃える【讃美歌】でもあり、気づいておくための【呪文】にもなっています。

また、『「伸び」の誤解』はレッスンでもお話をしていることですが、復習にお読みください。


以上です。

8月も、よろしくお願いいたします。

尾山 広平