2014/11/01

教室便りvol.11

教室便り

こんにちは、尾山です。
今日は、雨が随分と降り続いていますね。
のんびりと家で過ごしておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
「ほっ」とするお風呂と鍋が恋しい季節に入りつつあります。

明後日月曜日、早朝クラスはお休みです。ソフト、ハードクラスは、ともにございますのでお間違いのございませんように。


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● 11月のスケジュールのお知らせ

・ 3日(月)、24日(月)、早朝クラスお休みです。

・ その他、通常通りです。


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<<効果を求めない>>

ヨガをする上で邪魔となるのは、『邪念』です。
いや、人生の邪魔となるのが邪念といえるでしょうか!?
ここでいう邪念とは、集中を妨げる思考のことです。

● このポーズは、効果があるのかな?
● このポーズは、何のためにしているのかな?

ヨガの効果を手にいてるためには、これらの邪念を止めることです。(他の邪念もですが)
そのためには、「効果を求めるのを止めること」です。

もちろん誰もが、何かしらの効果、結果を求めてヨガを行っているはずです。
しかし、そのことに執着しない方がいいのです。
いや、執着しててはいけない!と言わせていただきます。

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昔々あるところに…
ガンから奇跡の生還をとげた人々を調査した人がいたそうな。
調査によると、ある人は信仰で、ある人は催眠で、ある人は食事で、ある人は温泉で、そしてある人はヨガで…
生還者は、かなりいたそうな。

ただし、それらはすべての人に効果があったわけではなかった…
それぞれの優れた治療法の中で、効果を上げた人がチョコチョコいたというのが実状であった…

また患者の資質にもこれといって共通点はない…
この調査は徒労に終わるかと思われた…
しかし、たったひとつだけ、生還をとげた人に共通点があった!

それは?

それは、「自分が選んだ治療法を信じ、それにすべてをかけていた」ということだったそうな。
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このお話から知ることができるのは、信じることの大切さ?
信じる者は救われる。。。では、信じればいいのか?
いや、「信じる」はすぐにはできません。

「信じる」というのは、「疑いがない」ことです。
「疑い」を取り除いたあとに残るのが、「信じる」という状態です。
「信念」をもち効果を上げた人には、「疑念」という「邪念」がなかったということです。

つまり、このお話から知ることができたのは、「邪念がないことの大切さ」です!

ヨガでは、疑う/疑わない、どちらも「止」めましょう。
効果とか、そんなことはどちらでもいい!!
ただ、やる。効果(結果)を気にせず、ただやる。今できることをできるだけやる。

それが最も大切な考え方であると考えています。
さらっとお話しておりますが…。
これぞヨガのエッセンス・オブ・エッセンス!!

効果を求めることの替わりに、ポーズを取るという手段そのものを求めましょう。
手段に没頭しているかどうかを、問題としてみましょう。
そうすることで、上記のような邪念は収まりやすくなります。

それはヨガの効果を上げるだけにとどまらず、今を生きることにつながっていくはずです。
今を生きることは、生きる喜び、強さの根源であり、それこそが最大のヨガの効果(恩恵)といえるでしょうか。


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以上です。
では、11月もよろしくお願いいたします!!

尾山広平