2018/01/31

教室便りvol.02

教室便り

こんにちは、尾山です。
先週はこれまで身に覚えがないほど冷え込みましたが、じ〜っと耐える冬から少しずつ服を脱ぎ、徐々に動いていきましょう。

さて今日は、年末年始とお邪魔してきたブータン王国のお話を少し織り交ぜます。

ブータンはチベット仏教を国教としています。町を歩くとそこかしこに大小様々なマニ車と呼ばれるチベット仏教の仏具が置かれ、仏塔が立ち、ルンタと呼ばれる5色旗が万国旗のように飾られ、ダルシンと呼ばれる白い旗が何十本と突き立っているのが見られ、普段の生活の中に仏教が浸透しているのが感じられます。

ブータンの人々は、マニ車を回し、仏塔の周りを歩き、お経の書かれた旗を飾り、仏像前で五体投地の礼拝を行います。マニ車を回したり仏塔の周りを歩くと、お経を読むのと同等の功徳が得られるとされているらしいです。

この教室便りを読んでいる人は、それなら私もマニ車を回したいとか、そんなのただの迷信だとか、早急に判断することはせずに、その意図を理解しましょう。ただ回すだけ、ただ歩くだけ、もちろんただお経を読み上げるだけでは、何の功徳も得られるものではありません。達磨大使に「無功徳!」と言われるのがオチです。。。


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<2月のスケジュール>

● 2月12日(月)の早朝クラスはお休みです。

・ その他、通常通りです。

スケジュール
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<2月の戒律>

● 非暴力
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日本人にも、マハトマ・ガンディーが実践した思想「非暴力不服従」として知られている言葉です。ちなみに「マハトマ」という言葉は、サンスクリット語の「マハー(偉大)」と「アートマン(真我)」を合わせた言葉のようです。

私たちは、気づかぬところで、自分が傷つくのを恐れ、他者を傷つけていたりするものです。「他者のため」「自分が正しい」 などという思いがあるとき、自身の暴力性を疑ってみましょう。


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<2月の体位>

● 兎の体位
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頭の体位(シルシャーサナ)の代用です。頭頂刺激に加え、中心からの力を素直に末端(頭頂)へ流す練習にもなる体位です。頭の体位と異なり兎の体位では、身体の後ろで両腕の締めつけを行うことが多いです。

腕を付け根から充分に締めつけることで、この時季滞りがちな首の付け根あたりの流れも円滑になることでしょう。


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以上です。
2月もよろしくお願いいたします!

尾山 広平