2015/09/30

教室便りvol.10

教室便り

こんにちは、尾山です。

9月は、そこまでの変化を感じないほどで、過ごしやすい日が続いているように感じます。ここのところは雲も晴れていて、朝と夜の透き通った空に、真ん丸お月様が浮かんでいます。どうも今晩からは、雲が被さるようですが。

夏の間、放熱のために開いていた胸部も閉じ、保温するために脇腹も引き締まっていく時季です。のぼせることなく、汗をかきにくい身体へと移行していけるように、日々流れを促していきましょう。


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● 10月のスケジュールのお知らせ

・ 10月29日(木)は、お休みです。

・ 10月12日(月)は、早朝クラスはお休みです。

 ※ 10月12日(月)、ソフトクラスは通常通り行います。

スケジュール
⇒ http://


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● 行法の手順

基本的には、行法の手順は次の流れで行います。

1.調座法
2.礼拝法
3.浄化法
4.体位法
5.調気法
6.瞑想法
7.礼拝法

今回は最後七つ目の礼拝法です。二つ目と重なりますが、再び説明したいと思います。
(参照:教室便りvol.05:https://oyama.yoga-space.biz/index.php?go=2xXZJC


<礼拝法:拝み方>

礼拝法は、ハタ・ヨガの行法には含まれていませんが(おそらく)、行法を行うための「心構え」です。無理なく行法を行うためにも、目的へ至るためにも、レッスン中は、[自分]による行為を止めましょう。

礼に始まり、礼に終わる
https://www.yoga-space.biz/index.php?go=wafLHt


● 三つの帰依の対象

1.意識性
2.自然性
3.行手順

意識性への帰依により、「ただ見る」へと指導する
自然性への帰依により、「ただ動く」へと指導する
行手順への帰依により、「ただ行う」へと指導する


今回は、意識性について突っ込んだお話しをさせていただきます。初めに言っておきますと、これは人生において最も!!!大事なお話しですよ(^_-)-☆


● 意識性

意識性とは、本当の自己(真我)です。それは純粋観照者であり、「ただ見る」ことがその本性です。「見る」といっても眼で見る訳ではなく、言葉でいえば「ただ意識している、ただ気づいている、ただ在る」といったニュアンスと言えるでしょう。

以前ブログに「ヨガとは・・・」を書いたのですが、一言でいってしまえば、ヨガ行法とは・・・【意識性への帰依】です。これが最も直接的なヨガ行法であり、他の行法はすべて、この行法を間接的に行うためのものであり、この行法をしやすくするためであると言えるでしょう。

「ヨガとは・・・」
⇒ http://

それはまた人が求めてやまないものに辿り着くための≪≪≪唯一の方法≫≫≫と言い切れるでしょう。

「先生、幸せになりたいのです!」

「では、意識性へ帰依しなさい。」

以上。

もちろん自身で確認することがすべてですが、意識性への帰依の真意が伝われば、本当にこれ以上伝えることはないのです。回り道がお好きな人は、ここからまた別の道を探しに行き・・・やがてはこの道に戻ってくる・・・。礼に始まり、礼に終わるのですから。

回り道をすることが決して「よい/悪い」ではなく、ただそれだけなのです。これこそがあなたの望みを叶えてくれる唯一の方法ですよ!なんていっても、分からないものは分からないのですから、回り道することは必然ともいえます。

ですから、これを読んでいる皆さまも、「そんなものか~」くらいで十分です。きっといつかこの種が発芽することでしょうから(^o^)


さて、意識性への帰依とは、具体的に何をどうするのか? についても少しお話ししたいと思います。

≪偽物の自分を放棄し、本当の自己として「ただ見る」≫のです。偽物の自己とは、「観察できるすべての対象」です。「意識性」以外はすべて偽物の自己です。

それにより、本当の自己と結合している対象を、弁別していくのです。もう一度言いますが、その方法は「観察(ただ見る)」です。

2年以上も前の記事ですが、お読みください。
コラムNo.39「分別化」
https://www.yoga-space.biz/index.php?go=GJtK5P


今回は、まさに人生の本質についてのお話しでした。


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会員の皆さまに、去年9月から配布している基本行法手引書/早朝クラス手引書を更新しました。ダウンロードしてお読みください。今後は、お読みいただいていることを前提として授業を進めてまいります。

2015年版のダウンロード
・ 基本行法手引書(パスワード:)
⇒ http://

・ 早朝クラス手引書(パスワード:)
⇒ http://


以上です。
ご質問等ございましたら、メールやコメント欄でお気軽にどうぞ。
では、10月もよろしくお願いいたします!!

尾山広平