2023/06/01

教室便り6月号

教室便り6月号


はじめに

こんにちは、尾山です。
暑い日が続いているなか、梅雨入りを迎えたようですが、私の食欲のほうは、水分量が多くフレッシュな果物や夏野菜などを食べたくなってきました。

インド医学(アーユルヴェーダ)ではとても重要視されている「消化力(アグニ)」ですが、これがこの時季には弱まるといわれているようで、不適切な食事をすれば「胃が重く感じられたり、便秘や下痢になったり、ガスが溜まったり」など、消化不良を起こしやすい時季といえそうです。

また中医学ではこの時季は「湿邪(湿気)」に犯されると「水滞(すいたい)」と呼ばれる体液の滞りが生じ、「腹部膨満感、むくみ、下痢や軟便、鼻水、痰」などが増えるといわれているようです。

ですからこの時季には、体内の水分量を一定に保つ働きをする「腎臓」が活性化する必要があり、しっかりと汗をかける状態であることも必要です。

身体の必要な反応が起こるよう、日頃の食事にも気を配りつつ、しっかりと「伸び」をして参りましょう。


スケジュール

特別な休みはなく行う予定です


集中力

注意をある対象に向ける能力であり、ヨガにおいては最重要な能力ともいえるのが「集中力」です。

もちろん、家事、仕事、勉学…… 何事においても集中力が高いほど作業はスムーズになり、生活も調いやすくなることでしょう。

さて。

自ずと高い集中力が発揮されるときとは、集中対象に強い関心があるときです。

逆に言えば、集中対象以外には強い関心がないときです。つまり注意がアッチコッチに散漫しないときです。

つまり、自心は本当は何を欲し、本当は何を恐れ、本当は何を大切にしているのかを明確に自覚していること。これが集中力を発揮するための要点です。

これが曖昧なとき、赤ちゃんのようにただただその場しのぎに快楽を求め、苦痛を避け、訳も分からず彷徨うことになるのです。

心はアッチへふらふらコッチへふらふら欲望と恐怖に翻弄され、何をどうすれば良いのか訳が分からなくなり「決断力」も低くなります。

つまり、自心を自覚するほど物事は明確にシンプルになり、訳が分かりやすくなるため彷徨うことは減り、必要に応じてたやすく集中や決断をすることができるということです。

そしてそれはまた、動揺不安を取り除き、静寂平安へと至る過程でもあるのです。

まぁ結局のところ……

何事も、真剣かどうか、それが最重要なのです。

参考


おわりに

息子の安君は1歳と4ヶ月を迎えております。

最近は「パパ」という言葉を発するようになりましたが、まだ「ママ」という発音を自発的に発音することができないようで、母に対しても「パパ」と呼びかけています。

加えて、色々な動物の写真を見てもいまだその名前を発することはないなか、ダチョウの写真に対してだけは指をさして「パパ」と発しています(笑)

首が長いところが似ているかしら。。。


以上です。

6月もよろしくお願いいたします。

尾山 広平