2016/02/02

教室便りvol.02

教室便り

こんにちは、尾山です。
冷え込んだ1月を通り過ぎ2月となりました。まだまだ冷えますが、日は一日一日と長くなり、生命が躍動する春の足音が聞こえてくる季節ですね。冬から春への移行は、一年の中でも最も激しいことでしょう。

冬の間積もっていた山の雪は解け、川を下る水の流れが増します。梅などはツボミを膨らませ気を解放(開花)する準備を調えます。冬の間締まっていた人の頭蓋、胸郭、骨盤は解け、体表を下りる気の流れが増します。頭蓋、胸郭、骨盤を開放し、気を解放する準備を調えます。

変動が激しい分、左右のバランスに差が出やすいため、気の流れは詰まりやすい時季ともいえます。左右差はギックリ首やギックリ腰を引き起こし、頭蓋から下りる気が詰まるとノボセを感じることにもなるでしょう。

ちなみにですが、昨年の12月は暖かかったため、身体が春と間違えたのかもしれません。それを調整するためなのか、年末年始は珍しく風邪をひいておりました。何はともあれ、心も体もスッキリとリセットした状態で、おだやかに春を迎えたいものです。


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● 2月のスケジュールのお知らせ

・ 2月11日(木)は、お休みです。

・ 3月3日(木)は、2月第4週目として行います。

スケジュール
⇒ http://


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<何を食べるか?>

ブログ「変化するということ」の中で、「何を食べるのが、健康にいいのか?」というお話しをあげました。

ブログ「変化するということ」
https://www.yoga-space.biz/index.php?go=pH6A7b

①まず言えるのは、この世界のすべては「つながっている」ということです。身体は身近な周りの環境と深くつながっています。光、細菌、空気、水、微生物、鉱物、土、樹木、花、温度、湿度、服、家、人……。言葉を変えれば、身体と身近な周りの環境は、深く「依存し合い、影響を与え合い、共鳴・干渉し合い、反応し合っている」ということです。身体は、身近ではない形体/気とつながるほど、他の様々な身近な環境と相対的に不均衡が生まれ、流れずらくなると考えます。

ということで「食」に関しても、≪基本的には≫周りの自然環境と離れ過ぎていない食材ほど身体が流れる(健康にいい)と考えます。それは、地元で採れた旬の食材となるでしょう。

・ ハウス栽培 → 露地栽培
・ 外国産 → 国産 → 地元産

②次に言えるのは、身体は自然そのものだということです。身体は、人工的でない形体/気であるほど無理なく流れると考えます。人工的に加工を加えれば加えるだけ、自然の形体/気が変化することになります。身体は、そんな変化した形体/気とつながるほど、その他の周りの環境と相対的に不均衡が生まれ、流れずらくなると考えます。

ということで「食」に関しても、≪基本的には≫人工的な加工がされ過ぎていない食材ほど身体が流れると考えます。それは、自然、自然的な食材となるでしょう。(自然的:畑や水田であっても人による自然破壊であり、人工的です。かといって人工的なことでさえ自然(必然)そのものなのです。)

・ 農薬 → 無農薬
・ 化学肥料 → 有機肥料 → 無肥料
・ 畜産 → 野生
・ 養殖 → 天然
・ 精製食品(白米、小麦、白砂糖など) → 未精製食品(玄米、全粒粉小麦、黒糖など)

周りの環境と均衡がとれ、ミネラル豊富で微生物がイキイキと騒いでいる土壌でノビノビイキイキ育っている野菜や果物。周りの環境と均衡がとれ、ミネラル豊富で微生物がイキイキと騒いでいる川や大海原、大草原をノビノビイキイキと動き周っている動物や魚。そんな生物たちとつながった身体は、そうでない生物たちとつながるより、スムーズに流れることでしょう。

お料理に使う調味料としては、

・ 化学調味料(アミノ酸/グルタミン酸ナトリウムなど) → 自然発酵調味料(醤油、酒、味醂、酢など) → 天然的調味料(天然塩、カツオ節、昆布、煮干し、干しシイタケなど)

そして、これらにも絶対的な正解はないことをご理解ください。そして別に理想を語っている訳でもありません。何を食べるといいかは相対的に変化します。鮮度によっても変化します。食べ合わせ方によっても変化します。身体や心の状態によっても変化します。すべては変化することをお忘れなく。

何を選択し、どんな世界を生きたいか? それに合った世界(食材)を選ぶのがよろしいかと思います。決してあなたの世界を審判(ジャッジ)しませんように! すべては自然(必然)であり、すべては「あなたの世界」に必要なコトですから(^_-)-☆


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以上です。
2月もよろしくお願いいたします!!


尾山広平