2018/05/27

教室便りvol.06

教室便り

こんにちは、尾山です。

文明の進化とは、不便不快から便利快適への変化と言えますが、決して不幸不楽から幸福悦楽への変化とは言えません。不便不快からの苦しみを逃れた先には、便利快適による様々な苦しみが多く発生しているのは承知のことです。

便利快適であればあるほど、不幸不楽は助長されるものです。未熟な子供に、冷房器具、自動車、インスタント食品、スマホ……などなど安易にに与えたならどうなるでしょう。便利に使われ、便利に依存し、便利の奴隷と化すことでしょう。これはなかなか危険なことですね。

幾ら文明が進化しようとも、「生命のリズム」に乗らなければ、心身は快適を維持することができません。つまり、何が言いたいのか? 汗をかく季節となりました。冷房で身体を冷やして怠惰になることなく、程ほどに動いて汗を出し、身体の流れを調えましょう。ってことです。

先月お伝えした拙著「解説ヨガの八支則」は明日から発売開始です。
https://yoga-space.biz/index.php?go=A0mfM8#book5


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<6月のスケジュール>

・ 休みなく、通常通りです。

スケジュール
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<6月の戒律>

● 非所有
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物を持つ事の禁止です。もちろん、着る服、住む家などなど、生活するための物を所持してはいけません、と説いている訳ではありません(もちろん出家者は、着る服も住む家も決して私物ではないことでしょうが)。問題の本質は「私の」という思いが有るかどうかです。今、「え~っ、自分の物を持ってはいけないなんて、つまんない……。辛いだけじゃん……」などと思いませんでしたか。その反応ならまだ救われる余地があります。「まあ、私には関係ない」とさらりと読み流した方は、救われ難い(笑)

物を持つ事に限らず、お酒を飲むことであれ、テレビを観ることであれ、人と交わることであれ、そこに自身の幸福を求めることから問題は起こります。幸福を求めることは正しいことですが、それを手に入れようとする方法が誤りなのです。

参考:コラムNo.13「借りモノ」
https://yoga-space.biz/index.php?go=G7wygv


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<6月の体位>

● 弓の体位
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コブラ、バッタに続いて後屈の体位です。この二つと大きく違う点は、曲げた両脚の足首辺りを両手で掴むところです。下半身の力と、上半身の力が補助し合うことにより、締め付けをすることが一つの特徴です。そして、上背部から腕周りの締め付けを心地よく入れるには、コブラやバッタ同様に胸をしっかりと押し出すことに加え、脚の掴み方が要点となります。どうすれば心地よく締め付けが入るか工夫を怠らないように取り組みましょう。


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以上です。
6月もよろしくお願いいたします!

尾山 広平