2019/03/30

教室便りvol.04

教室便り

こんにちは、尾山です。

激動性に傾く3月も無事に通り過ぎ、ほのぼのとしたいけれど、何かと慌ただしい新年度を迎える時期となりました。

私事ですが、浄化月の3月は、とある人の影響を受けた妻の裕美子さんに「省エネ生活スイッチ」が入ったことも重なり、無駄であろう物々を、色々と省いていきました。戦後、豊かさや憧れの象徴とされ、新時代の生活必需品として宣伝されたという三種の神器ともおさらばしました。因みにその三種とは、テレビ、洗濯機、冷蔵庫です。もともとテレビは無く、物は少ない生活だと思っていたのですが……、炊飯器、掃除機、テーブル、食器類などなど、予想以上に色々と廃棄することになり、一時は塵屋敷状態でした。

ということで3月途中からは、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、掃除機などの家電製品を使わない生活を開始しましたが、家事には何の滞りも無く、今まで通り、いや今まで以上に円滑に行えました。もともと広い家ではありませんので、ドデカイ冷蔵庫と洗濯機がいなくなると、スッキリとした空間が広がりました。皆様も、出来うる限りは生活から無駄を省き、スッキリとした空間、時間に、調えていきましょう。

新年度です! お休みがちな人、ぜひ新たな気分で積極的にご参加ください!!


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<4月のスケジュール>

・4月29日(月)の早朝クラスはお休みです。
・4月30日(火)の早朝クラスはお休みです。

● スケジュール
https://


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<練磨>

まずは先月の訂正とお詫びです。ご紹介しました「付け加えるものが何もかも消え去ったときではなく、取り除くものすべてが何もかもなくなったとき、完璧はついに達成される。」というサン=テグジュペリの言葉ですが、これは『星の王子さま』に出てくる言葉ではなく、彼の別の書籍である『人間の土地』に出てくる言葉でした。大変失礼いたしました。

修行鍛練とは、技や己を磨くことがその本旨であり、どれだけ余計な行為、無駄な行為を取り除いていけるかです。決して小手先の技を増やしていくことではありません。もちろんヨガの体位や動作も同じです。憧れのポーズが取れるようになった、膝に額が難なく付くようになった、だとか、目指すべきは、形作れる体位を増やすことでも、形作ることでもありません。目指すべき道を間違えないように気をつけなければなりません。

体位(締付)では、如何に部分部分が相反さず、全身が協力して力が「ぎゅう」と入っているかどうかが重要です。動作では、如何に部分部分が相反さず、全身が協力して力が「すーー」と流れているかどうかが重要です。相反する無駄な行為を取り除いていくことが重要です。

年齢を言い訳にしてはいけませんよ。いわゆる達人のイメージどおり、熟練者とは技や己を磨くために、齢を重ねた人なのですから。


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当教室では、多くの無理、無駄が省かれていき、気付けば一般的に行われている近代西洋的な身体使いのヨガから、随分と異なる東洋的な身体使いのヨガとなってきました。ということで、下記の手引書の絵図を変更しましたので、ダウンロードしてご覧ください。

・ 基本体位流し:https://
・ 基本動作流し:http://


以上です。
4月も、よろしくお願いいたします。

尾山 広平