2016/11/29

教室便りvol.12

教室便り

こんにちは、尾山です。
秋は足早に通り過ぎて行き、厳しい冬へと季節は移ろい、2016年も残すところあとひと月となりました。

ここのところ内くるぶし周りが反応しています。内くるぶしと言えば、立位のとき常に気を向けているポイントですね。ここから力は下腹へ流れます。つまり、内くるぶし周りと下腹(骨盤)は直接的に影響を及ぼし合っています。

さて、冬は身体の収縮期と呼べ、身体は全身を収縮させることで熱の発散を防ごうとします。下半身では骨盤周りの弾力、上半身では肩甲骨周りの弾力が要となります。そして、骨盤周りの弾力は、内くるぶし周りの弾力に影響を受けています。

筋肉は弾力をもってゆるんでいるからこそ「ぎゅっ」と収縮します。ゆるめば骨盤は締まり、下腹に力が集まり、保温できる状態へと移行しやすくなります。「脚の締め付け」や「腕の締め付け」にも留意し、足首、手首周りのゆるみ、骨盤周り、肩甲骨周りのゆるみを促していきましょう。


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● 12月のスケジュールのお知らせ

・ 23日(金)、 29日(木)、30日(金)はお休みです。

※ その他、通常通り行います。

スケジュール
⇒ http://


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<生理作用に合わせる>

ハタ・ヨガの体位をとるときは、力が「入る」姿勢、そしてまた寛ぐときは、力が「抜ける」姿勢作りを心掛けるのがよいと考えます。力を「入れようとする」とか「抜こうとする」と、頑張っている感があり、寛ぐときの爽快さが感じにくいものです。

言葉では伝えにくいのですが、コツは「伸び」のとき、筋肉をぎゅ~っと収縮することや、ゔ~っと伸展することが、ただ心地いい様に、「伸び」をするときの感覚で、体位をとってみるのがよいかと。すると寛ぐときも心地よく爽快に筋肉をだら~んと弛緩することができると思います。

ハタ・ヨガの体位は、「伸び」の延長線上にあるとも考えていて、寛ぎの体位は、「寝相」の延長線上にあると考えています。どちらも身体に備わっている自然な調整作用です。ですから授業ではそれを踏まえ、誘導をしています。

体位法であれ、調気法であれ、瞑想法であれ、何であれ、身体の生理作用に働きかける技法であるならば、その生理に合う様に取り組まなければなりません。そして、生理に合わせ従うことを合理と呼び、<生理を無視し我を通すこと>を無理と呼んでいます。

ただ体位をとっているなどと一方的な行いにならない様、毎瞬毎瞬身体と対話しながら行うこと。「あー、こうすると心地よく締めれるのかっ/伸ばせるのかっ/寛げるのかっ!」という工夫を凝らしながら行うことを心掛けていきましょう。


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・ ブログを書きましたのでお読み下さい。
『色々な「伸び」』
https://yoga-space.biz/index.php?go=An4WZI

『色々な「寛ぎ姿勢」』
https://yoga-space.biz/index.php?go=VTAdrd

・ 会員専用ページに「基本の動作-型2」の動画ページを作りましたのでご覧ください。
⇒ http://
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※ 当教室では動作と体位を大別しています。体位は力を入れてギュッと締めるとかゔ~っと伸ばすことをしますが、動作の方は「リキまず、腑抜けず」のびのびと力を流し続ける感じですのでご注意くださいませ。


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以上です。
12月もよろしくお願いいたします!

尾山広平